賃乾燥のご依頼頂きました。
ある晴れた昼下がりならぬ朝一番、、、
ドナドナと遠くから他県産のスギ材が運ばれて来ました。
約8m3くらいです。
フォークローダーで、ひとすくい。
これから桟積して、天然乾燥してから、人工乾燥します。
少なくても、それなりに手間が掛かります。
たまに、「チョットだけだからチョロチョロパッパッとスグ乾燥して頂戴」
という方がいらっしゃいますが・・・
ウチの乾燥機は約50m3入ります。大型トラックで2台分くらいです。
人工乾燥機にはなるべく同じ断面形状の材で容量満杯にしないと、乾燥スケジュール管理が難しいのです。
洗濯物を乾かす時にコーデュロイ、デニム素材と綿素材では乾燥時間が違いますよね。
そして、ズボンとTシャツでは面積の違いで乾燥時間も変わって来ます。
スギと広葉樹では乾燥スケジュールがかなり変わってきます。
同じ樹種でも厚い材、薄い材と一緒に乾燥したら、厚い方がまだ乾かなくても薄い方が早く乾燥し過ぎて変形もしてしまいます。
ですから、材積や枚数が少ない方が何かと手間が掛かってしまいます。
チョロチョロパッパッどころか、お値段も高くなります。
ちなみに、木材も衣類でも何でも、乾燥に必要なのは温度、湿度、風です。
洗濯物干しは、皆さんご存知の通り、どんなに暑くても風が無いとなかなか乾きません。
少し寒くても風があると早く乾きますよね。
また、物干しも間隔を開けないと乾きません。
木材も同形状、同品質材を整然と桟積し、風の通り道を等間隔に作ってあげるのが、乾燥を均一にするための一つの工程です。
今回ご依頼のご担当者さんは私と髪型が一緒だからかでは御座いませんが、そこら辺を十分理解して頂いておりまして、ついでに同じ様な製品の乾燥依頼も頂きました。
今回はチョット材積が少なかったけれどもけれども (´・ω・`)
いつもお世話になっております。
ご依頼主
https://timberam.co.jp/about/
ティンバラム株式会社