2016年12月21日付けで、国が認証する J − クレジット制度認証を取得しました。認証されたプログラムは、木材乾燥用ボイラーの燃料をA重油から木質バイオマスに転換しCO2排出量を年間899t削減(見込)します。
秋田県内の製材所では初の認証となります。
秋田県内の製材所では初の認証となります。
プロジェクト名 | A重油ボイラーから木質バイオマスボイラーへの更新 |
目的・概要(削減方法) | 木材乾燥用ボイラーの燃料をA重油から木質バイオマスに転換しCO2排出量を削減する。 |
認証予定期間 | 2016年11月1日〜2024年10月 |
排出削減・吸収量(総量(見込)) | 3,674t-CO2 |
年間CO2削減量(見込) | 899t-CO2 |
木材乾燥用ボイラーに使用する燃料は、製材工程で発生する木くず(樹皮、端材、カンナくず)などの副産物を使用しています。これにより従来まで廃棄物になっていた木くずは、ほぼゼロとなりました。
優れた品質の木材を生産するためには人工乾燥が欠かせません。人工乾燥には大きなエネルギーを使用しますが、J − クレジット制度を活用することにより、環境に配慮した取組を数値として見ることができます。
将来的には、木質バイオマスボイラーを用いて工場内空調や小規模発電の他、近隣への蒸気、温泉等エネルギーの供給もできる仕組みを検討していきます。
沓澤製材所は、これからも環境に配慮した取組として、低炭素社会実行やカーボン・オフセットなどを推進していきます。
国が認証する J − クレジット制度とは、省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組による、CO2などの温室効果ガスの排出削除量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
本制度は、国内クレジット制度とオフセット・クレジット( J − VER )制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。
本制度により創出されたクレジットは、低炭素社会実行計画の目標達成やカーボン・オフセットなど、様々な用途に活用できます。