国際森林認証

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秋田県の森林認証取得支援事業を活用し、2016年9月29日付けで、国際森林認証である SGEC-CoC認証を取得しました。
承認されたプロセスは、構造用、下地用、造作用製材品ほか、県内初となる和樽、和桶、小木工品のプロセスも取得しました。更に、原木、チップ、おが屑など、製材に関わる品目プロセス全てを取得しています。title_product_shinrin_ninsyou

2010年のバンクーバーオリンピック以降、オリンピック開催地では合法かつ持続可能な木材資源の使用が国際的に引き継がれており、2020年東京オリンピック開催決定を機に、今後日本国でも認証木材の需要拡大が見込まれます。また海外では欧米を中心に森林認証が普及しており、木材や紙パルプの国際貿易において、輸出事業者が輸出先に対し、自国の木材 紙パルプが持続可能性のある原材料であることを証明する必要があります。


 

森林認証制度は、1990年代の熱帯林の急激な破壊問題に端を発した世界的な森林の減少・劣化の問題と市民・消費者の環境意識の高まりを背景として生まれた制度です。持続可能な森林経営の実現とそこから生産される林産資源の循環利用を促進する制度として誕生し、この制度に関心を持つ欧米各国を中心に普及・拡大しました。日本国内制度としてはSGSEが設立されています。

 

SGEC森林認証の目的は、モントリオール・プロセスを基本に日本の自然的、社会的立地に即し、森林の生態学的、経済的及び労働安全性の確保、地域住民・先住民族(アイヌ民族)の慣習的権利等の尊重を含む社会的な機能・役割を維持することが出来る持続可能な森林管理の実現です。


SGSE: 一般社団法人 緑の循環認証会議。我が国にふさわしい森林認証制度を創設するために設立された組織。
CoC: FM(森林管理)認証を受けた森林から産出された木材・紙製品を、適切に管理・加工していることを認証する制度。
FM認証:環境保全の点から見ても適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を具体化した認証規格。